America log 36

2か月間の旅の締めくくりとして最後に焼いたお菓子、

それはアップルパイでした。

滞在中、とても親切にしてくれたマルシアと家族に

なにかお礼をしたいと思った時、

思いついたのは”アップルパイを焼くこと”。

 

わたしはプロですし、

いままで数えきれないほどのケーキやパイを焼いてきましたが

やはり、誰かのために焼くお菓子というのは

私にとっても特別なもの。

いつもと違う場所でお菓子を作るとき、

そこには使い慣れた道具もなければ、いつもと同じ材料もない。

初めて使うオーブン。

ポートランドで泊まっていたおうちは、ひととおりの道具は揃っているのに

肝心な"はかり"がありませんでした。

さすがにね、ドキドキしますよ~うまく焼けるかしら…と。

 

でも、こういう時って

たいていうまくいくのです。

不思議だけど、とてもおいしく焼きあがる。

よく、気持ちや愛情を込めて作るとおいしい、と言いますが

それってほんとにそう。

プロの技術など、どうでもいい~と思うほどに

人の心には、パワーがあるのです。

そしてそれはちゃーんと、食べた人に伝わるもんだと、私は信じています。

 

アップルパイのりんごも、ここ、Green Marketに買いに行きました。

おうちの人にアップルパイを作るのだというと、

スーザンが

このリンゴとこのリンゴがいい、と言って

2種類のりんごを選んでくれました。

 

こういうとき、

あ~お菓子作れてよかった~と思います。

私の場合、たまたまお菓子ですけど、

お料理でも、縫い物でも、お手伝いでも、なんでもそう。

利益とか損得とか、そんなんじゃなくて

ただ、誰かのためにやってあげたいという気持ち。

ただ、喜ぶ顔が見たいんだという気持ち。

そんな気持ちから生まれてくるものは

サイコーなものに違いない~!

 

Green Marketにも、焼きあがったアップルパイを持っていきました。

すっごく喜んでくれた!

それだけで、ハッピー!!